2018年01月23日

田中将斗vs小幡優作(ZERO1 2018/1/1)

田中将斗vs小幡優作(ZERO1 2018/1/1)

ロングマッチを見据えているのか静かな立ち上がり。しかしその予想はすぐに裏切られます。
場外に出ると小幡の南側観客席でのテーブルクラッシュ、田中の入場口付近でのブレーンバスター、
さらには椅子攻撃。これによって小幡は口から出血してしまいます。普段中々ない唇からの出血。
確実に体力が奪われていく中、田中はエルボーを乱れ打ちといった様相。機動力という点では
昔より劣っていますが、パワーで補っている印象がありますね。過去何度も世界ヘビーに挑戦しては
破れている小幡も場外へのスワンダイブ式プランチャを見せ悲願を掴みにかかります。
そして終盤。小幡の頭突きと田中のエルボーが交差していきます。正直二人ともヘビー級の体格ではありませんが
身体は分厚く、比類するファイトを見せてくれた。上手さ、巧みさとは無縁ですが
こういう振り切ったファイトも時には大事かもしれません。それにしても
ZERO1でこのレベルの試合を見たのは久しぶりかもしれませんね。

4.0
posted by プロレスレビューログ at 21:24| 日本のプロレス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月22日

ジョー・ドーリングvsゼウス(全日本 2018/1/2)

ジョー・ドーリングvsゼウス(全日本 2018/1/2)

カードから期待するとおりの超ド級肉弾ファイトが展開されます。
vs諏訪魔と比べてジョーはよりパワー方面にシフトしていますね。序盤から
フルスロットルでゼウスを潰しにかかります。ゼウスも我慢の時間が続くなか、
ブレーンバスター連発から一気に流れを引き戻していきます。この辺は
構成を大切にしていて好感が持てますね。その後も場外へのプランチャなど特別性を感じさせる技を続け、
観客の心を鷲掴み。ジョーもリアルから来る物もあるでしょうが、疲れている中で出す
ここぞでのフライングクロスボディは他のヘビー級レスラーには真似できない代物と化しています。
二人ともいい疲労感を湛えながら試合をしていましたね。これもまたヘビー級の良さではないかと実感。

4.0
posted by プロレスレビューログ at 20:15| 日本のプロレス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月17日

拳王vs清宮海斗(NOAH 2018/1/6)

拳王vs清宮海斗(NOAH 2018/1/6)

遠征前からその身体能力は買われていてこのような華々しい凱旋と相成った清宮。
この試合においてもスピードとパワーという相反する要素を上手く織り交ぜています。
そして特に評価したいのが受けでリズムを作れているという点。拳王がリアルにハードな打撃、
投げを持ち込んでいるというのもあるのでしょうが、それを差し引いても二年足らずでここまで
受けのリズム、間で見せてくるとは思いませんでした。技の組み合わせ方や終盤の表現力には
今一歩課題が残ったものの、正直期待以上ですね。一方の拳王も安定した打撃ベースの構成、
そしてそれを可能にする厳しい蹴りの数々はレフェリーストップという結末に
なんら違和感を抱かせないものでした。

4.0
posted by プロレスレビューログ at 19:25| 日本のプロレス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月14日

竹下幸之介vs黒潮"イケメン"二郎(DDT 2018/1/5)

竹下幸之介vs黒潮"イケメン"二郎(DDT 2018/1/5)

観客に対して働きかけを好むイケメンとあまり意識をしない竹下。
その対比が試合の中で声援量という形になって現れてきていますね。
何故最初にセルフアピールの話をしたかというと、
イケメンのファイトスタイルの話に直結してくるからなんですね。
私の感覚ではイケメンは点を作る能力は優れていますが、点と点を結ぶ能力に
やや欠ける選手だと思っています。しかしその線は観客の見方によって知らず知らずに形作られている、
そういうレスラーではないかという印象がしているのです。
この試合の中でも一点集中という意識は常に持っているように見受けられましたし、
思いもかけない形で竹下の牙城を崩さんとする攻めを見せます。
竹下はその分受けに回る場面が多かったですが、王者らしい芯の通った立ち居振る舞いで感心しました。
若干水で薄めているような感覚は否めないものの普通にシングル初対決でこれだけ出来れば文句なし。

4.0
posted by プロレスレビューログ at 17:34| 日本のプロレス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月13日

鈴木秀樹vs橋本大地(大日本 2017/12/17)

鈴木秀樹vs橋本大地(大日本 2017/12/17)

実況解説が触れているように鈴木のポジショニングというのは特異です。
現代においてこれだけリングという四角形が円形に見えるような組み立てをする選手は珍しい。
大地もそこに乗っかって、ある意味では愚直に蹴りを打ち込んでいく。
vs関本やvs岡林のような世界観には若干及ばないが
テクニシャンvsストライカーの構図に持ち込めているのは評価したい。
それは即ち橋本二世という世間の見方から一歩先に進めたことの証であり、
大地が自分自身の力で勝ち取った称号といっても過言ではない。
たしかにシャイニングウィザードや垂直落下DDTは築いてきた歴史からの借用だろう、
という人も居るかもしれません。しかしこの試合の中で既視感を覚える場面はあまりなかった。
STFを敢えて試合中出さなかったのもその一因かもしれませんね。

3.5
posted by プロレスレビューログ at 12:07| 日本のプロレス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする